月 | 日 | 曜 | 行事名等 | 開催場所 |
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6 | 14 | 金 | 中国・四国地区高等学校PTA連合会 第1回理事会・総会・合同委員会 |
鳥取市 ホテルモナーク鳥取 |
15 | 土 | 中国・四国地区高等学校PTA連合会 会長会 |
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22 | 土 | 一般社団法人全国高等学校PTA連合会 定時総会 | 東京都 東京ガーデンパレス |
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7 | 12 | 金 | 第61回中国・四国地区高等学校PTA連合会大会鳥取大会 | 鳥取市 とりぎん文化会館 |
23 | 火 | PTA会長等研修講演会 | 県教育センター 5F大研修室 |
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8 | 22 23 |
木 金 |
第69回全国高等学校PTA連合会大会 京都大会 |
京都市 京都市勧業館みやこめっせ、 ロームシアター京都 |
9 | 29 | 日 | 第2回香川県高P連研修会 | 県社会福祉総合センター コミュニティホール |
10 | 12 | 土 | 一般社団法人全国高等学校PTA連合会 全国会長連絡会・全国事務局長連絡会 〔台風19号のため中止〕 |
大阪市 大阪ガーデンパレス |
11 | 15 | 金 |
中国・四国地区高等学校PTA連合会 |
鳥取市 |
2 | 8 | 土 | 一般社団法人全国高等学校PTA連合会 全国会長・事務局長研修会及び連絡会 |
東京都 東京ガーデンパレス |
3 | 6 | 金 | 中国・四国地区高等学校PTA連合会 事務局職員連絡会議 |
鳥取市 ホテルモナーク鳥取 |
第61回中国・四国地区高等学校PTA連合会大会鳥取大会(報告)
令和元年7月12日(金)
鳥取県鳥取市・とりぎん文化会館
大会テーマ ひらけ翼! はばたけ未来!
~巣立ち応援、親力(おやぢから)!!~
開会行事
講 演
演題 「養老流 親と子の話」
~たくましく生きる力~
講師 東京大学名誉教授 養老 孟司 氏
高校生による発表
◆「街がスウィングする♪」
鳥取県立岩美高等学校 Blue Marin Jazz Orchestra
◆構成吟「戦国の武士(もののふ)を詠(うた)う」
鳥取県立鳥取湖陵高等学校 吟詠剣詩舞部
◆「ひらけ翼! はばたけ未来!」
鳥取県立八頭高等学校 書道部
研究協議
発表者 「親のせなか」~子どもの未来のために~
広島県立三次中学校・高等学校
PTA顧問 法野谷 智 氏
「愛と奉仕と感謝」~132年をふりかえって~
岡山県 山陽女子中学高等学校
緑会元会長 渡邉 孝一 氏
「大切にしたい思春期の食生活」~親から子に伝える生きる力~
鳥取県 鳥取県立鳥取東高等学校
前PTA会長 網谷 憲治 氏
中国・四国地区より約1,500名、本県より33校58名の会員が参加
PTA会長等研修講演会(報告)
令和元年7月23日(火)
香川県教育センター 大研修室
これからの時代の地域協働・キャリア教育
~社会が変わる、学びが変わる~
NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク 理事長 生重 幸恵 氏
県教育センターとの共催事業「令和元年度PTA会長等研修講演会」が、7月23日に香川県教育センター大研修室において、開催されました。
今年度は、「これからの時代の地域協働・キャリア教育 ―社会が変わる、学びが変わる―」と題して、NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長 生重幸恵氏による講演でした。
子どもたちを取り巻く環境の変化やこれからの教育行政に求めたい事、教育現場への期待など多岐にわたって、終始熱く語られました。
【社会が変わる】
●日本社会の問題点 ●子どもたちの未来 ●Society5.0で実現する社会
●SDGs(持続可能な開発目標)
【学びが変わる】
●これから必要とされる力をつけるために ●地域が関わることによる多様な体験の場づくり
●コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の仕組み ●地域創生に資する高等学校改革
以上のように、今日の社会におけるキーワード「Society5.0」や「SDGs」、それから講演のタイトル「これからの時代の地域協働・キャリア教育」等々について、全国各地の事例や行政の取り組みを紹介しながら、飽きさせない巧妙な語り口で我々に訴えかけられました。
「熱いおばさんが檄を飛ばしてなんか言っていたなあ、と思わずに、ぜひ、そういうところもあるなあ、できるところからやっていこう、と思っていただければと思います。」、「ぜひ、社会一体となり、地域協働で皆の力を借りて、先生たちはそのプロフェッショナルとしての能力を最大限生かしていただいて、子どもたちにとって、生きていくことは面白い、楽しい、学びって自分の人生にこんなにためになる。これから人生100年時代を生きるという子どもたちが、学び方を習得して人生いつからでも何度でも折り返していけるんだ、と思って高校時代を過ごして、そして大学進学へと、先生たちと保護者の応援とともに目指していただきたいと思います。」とおっしゃって、講演を締めくくられました。
第69回全国高等学校PTA連合会大会京都大会(報告)
令和元年8月21日(水)~23日(金)
京都府京都市:京都市勧業館みやこめっせ及びロームシアター
メインテーマ 「Kyoから! 未来を拓く」
サブテーマ ~ 受け継ぎ、創る新たなストーリー ~
21日 前日会議等
22日 大会1日目
午前 「京都ならではのプログラム」(希望者)
京の大学訪問コース(8大学)、京の企業訪問コース(6社)、
京の文化財訪問コース(2箇所)
アトラクション
京都府立工業高等学校 吹奏楽部
「Mambou Jazz Band」
開 会 式
表 彰 式
本県関係では、次の方々が表彰を受賞された。
■全国会長個人表彰
氏名 | 所属高校・役職名 |
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名和 京太郎 様 | 県立三本松高等学校 前PTA会長 |
國時 忠能 様 | 県立丸亀高等学校 前PTA会長 |
■全国会長団体表彰
所属高校名 |
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県立三本松高等学校PTA |
県立農業経営高等学校PTA |
分科会
第1 | <よくできる>とはどういうことか? -大学は、自分の可能性を見つける場である |
【基調講演とディスカッション】 講師・パネリスト:永田和宏氏 (京都産業大学総合生命科学部教授・京都大学名誉教授など) |
第2 | 子どもたちを育む環境づくり ~地域の現状と次世代を見据えて~ |
【6人程度のグループでの意見交換会】 ファシリテータ―:竹吉美公氏(府立須知高校前PTA会長) 十倉孝之氏 (府立園部高校前PTA会長) |
第3 | すぐそこの未来のしごと ~ともに考える Society5.0において求められる人材像、学びの在り方~ |
【基調講演とディスカッション】 参加者対象にクラウドサービスによるアンケートを実施 講師:片岡宏二氏((株)片岡製作所 代表取締役社長) 加藤理啓 氏(Classi(株) 代表取締役副社長) |
第4 | 高校生の人間関係について考える ~高校生の本音を聞いてみませんか?~ |
【基調講演とディスカッション】 講師:原 清治 氏(佛教大学副学長) |
第5 | 情報教育を体験する ~現代の子どもが学ぶ情報教育を体験してみませんか?~ |
【講演、ワークショップ】 講師: 西尾勇気氏( LINE(株)公共政策室 社会連携(CSR)チームマネージャー) 高橋 誠氏( LINE(株)公共政策室 行政イノベーション支援チーム) 石原友信氏( LINE(株)公共政策室 SDGsタスクフォース長) |
第6 | 我が子の進路選択にどう向き合う? ~入試が変わる、授業が変わる…動き出した教育改革~ |
【講演】 登壇者: 山下真司 氏((株)リクルートマーケティングパートナーズ 「キャリアガイダンス」編集長) 石田勝紀 氏(一般社団法人教育デザインラボ代表理事) 池田脩太郎 氏((株)リクルートマーケティングパートナーズ まなび事業本部) |
23日 大会2日目
アトラクション
京都市立塔南高等学校 吹奏楽部
塔南マーチィングバンド・ザ・グリフォンズ
京都府立鳥羽高等学校 披講研究部
披講:和歌を節をつけて詠み上げる
記念講演 講師:日本電産株式会社 代表取締役会長(CEO)
京都先端科学大学等を運営する学校法人永守学園理事長
永守 重信 氏
演題:「学校教育・家庭教育に思うこと」
分科会報告
閉会式(大会会長あいさつ、次期開催県あいさつ等)
開会式 |
高校生によるアトラクション |
記念講演 「学校教育・家庭教育に思うこと」 日本電産株式会社 代表取締役会長 永守重信氏 永守氏の座右の銘は「情熱・熱意・執念」 |
全国各地より約13,000名、 本県より33校69名の会員が参加 |
第2回香川県高P連研修会(報告)
令和元年9月29日(日)
香川県社会福祉総合センター コミュニティホール
「地元ヤメ検弁護士が語る!!
『子育て』と『学校危機管理』」
小早川法律事務所 弁護士 小早川 龍司 氏
9月29日、「第2回香川県高P連研修会」を開催し、保護者132名、教職員等41名の計173名が参加しました。
講師の小早川弁護士は弁護士事務所の2代目ですが、ご子息は現在司法修習生として研修中、ご息女は司法試験合格を目指して猛勉強中だそうです。親子3代に渡って中央大学法学部を卒業され、中央大学からは親子三代表彰を受けられたそうです。
また、小・中・高でPTA会長、二番丁地区体育協会会長、二番丁小おやじ会など、積極的に子育てに関わり、地元と連携した活動を推し進めてこられました。
[第1部 講演一]では、『子どものキャリアプランと保護者』と題してご講演いただきました。
講演では、まず現在と15年前の高校生がなりたい職業の比較やキャリアプランについての考察、ご自身が検事を経て弁護士になったキャリア変遷やお父様の進言がどう影響したか、さらにどのようにキャリアプランを組み立てるべきか、などの貴重なお話を伺うことができました。
次に検事、弁護士の仕事についての紹介のあと、子どもたちの職業選びに親として何ができるか、子どもたちは何になりたがっているか、子どもたちはいろいろな職業のことを知る必要があること、これからの職業はどう変遷していくのかなど、興味ある切り口から考察を深めた話をしていただきました。
まとめには、お父さんの神対応に賞賛の声が集まった、大学に在学しながらイラストレーターとして活躍中の「あおのこ」さんのツイート、「日本一理解のある父」のLINEスクリーンショットを取り上げ、そのやりとりをとおして「親としてできることは何か?」について示唆して締めくくられました。
[第2部 講演二]では、『弁護士から見た学校のリスクマネジメント』と題して、保護者対象に話しづらいことがたくさんある、と言いながらも時間を超過するほど多くのことを教授してくださいました。
まず初めに、学校危機管理の基本として4つの危険の管理、リスク管理として6つの手法についてお話しくださいました。
危機管理の基本=危険の除去
危険を管理(コントロール)することが重要
①危険の芽をつむ ②危険を回避する ③危険を低減させる ④危険を分散させるリスク
管理の手法
①ルールの確認とその徹底 ②無理のない活動計画 ③危険を感じたらすぐに対処する
④現地の確認とマニュアルの作成 ⑤保険の加入 ⑥最悪の事態を想定し、中止をおそれない
次いで、クレーム対応について、学校の初期対応のポイント、保護者から学校を守る法律知識などについて話されたあと、学校事故の責任に話を移されました。ここでは、特に問われかねない責任について、責任ごとに詳しくお教えいただきました。(不法行為責任・使用者責任・工作物責任等)
続いて、スポーツ中の事故、教師の不祥事、個人情報の漏洩について、事例を取り上げて丁寧に解説していただきました。
[第2部 会場との意見交換]では、泉顧問と講師のお二人にステージに上がっていただき、泉顧問の進行で進めました。
まず、対談では「これから無くなる職業、生き残る職業」について弁護士はどうか、泉顧問から早川弁護士に問いかけました。一時期弁護士は真っ先にAIに取って代わられるだろう、と言われていたようですが、交通事故の判定などはドライブレコーダーのデータなどからビッグデータを用いれば比較的容易に判断がつくが、考え方の根底には「寄り添うこと」があり、加害者、被害者いずれにも寄り添うことで双方が歩み寄り、納得した結論にたどり着く。このことは、人間にしかできないことでAIには真似できないものであること。そして、一時期弁護士が過剰な時期もあったが、最近は不足傾向にあり、弁護士志望者にはチャンスであると話されました。
続いて、保護者からの「子どもが事故で亡くなったがいじめにあったのではないかと思うが、真実を知りたい。『このことをSNSで拡散してくれ』、との依頼を受けたが、この場合どのように対応すればよいか。」との質問に対し、無責任に拡散すると不法行為で罰せられることもあるので慎重に対応すべきです。また、いじめについては非常に難しい側面があり、決して周りであおるべきではない、などの説明がありました。
次いで、泉顧問から自然災害で二次被害にあった場合と小早川家の子育て論について質問がありました。
自然災害での二次被害についてはケースバイケースであり、研修を受けた弁護士が対応するとのこと。子育て論ではお互いに信用していること、ずるくは生きていないことを見せてきたつもりである、とのお話がありました。
以上のように、小早川弁護士には2本の講演と会場交流にお付き合いいただきました。会場の参加者からは、日頃面識の無い弁護士の話を身近に聞けて親近感を持ちました、困ったときには相談に行けそう、との感想が聞かれました。