会長あいさつ

 

 香川県高等学校PTA連合会の会長を務めさせていただいております千切谷耕一郎です。今年で3年目を迎え、皆様には日頃より高P連活動にご理解ご協力いただいておりますこと、心より御礼申し上げます。
 会長に就任した初年度こそ総会や全国大会をはじめとする研修会なども通常通り開催することが出来ましたが、昨年の2月より続く新型コロナウイルスの影響により、丸2年におよんで様々な行事が中止・延期となり、感染状況は今もなお収束の兆しが見えていません。県内学校も感染防止対策として夏休みが延長となり、ご家庭においても様々な影響があり、特に子どもたちは学校での活動機会を大きく制限されることを余儀なくされ悔しく不安な思いの中にいると思います。家庭内感染も増加する中で、PTAとしても学校と連携し感染対策の徹底に協力いただくことをお願いいたします。
 今世界では、新型コロナウイルスによる社会不安のほかにも、気候変動による自然災害の急増や大国間関係の緊張、地域紛争の勃発といった諸問題が起き、我々の子どもたちが向かう将来にも暗い影を落としています。そんな中を生きていく子どもたちにどのような力が必要となってくるのでしょうか。それには逆境を嘆いたり、無関心になるのではなく、明るく前向きに考える思考を備えることが鍵になると思っています。
 「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)京都龍安寺のつくばいに刻まれた禅の教えで、「自分は満たされていることを知る」という意味だそうです。コロナ禍などの難局においても、そのように思うことが、今を前向きにとらえ、試練を乗り越えていく力になると思います。多様性と調和が求められる現代において、他と比較するのでなくいかに自己肯定感を持つことができるかが、子どもたちの明るい未来、ひいては世の中を変革していく力になるものだと考えています。
 8月25日に第70回全国高等学校PTA連合会大会島根大会が史上初のネット配信にて無観客で開催されました。島根県高P連では昨年からの延期を含め7年にわたって準備をされ、開催直前でリアルからWebでの開催に変更するなど大変なご苦労があったと思います。コロナ禍で多くの障害を乗り越え開催された島根県高P連の方々の努力に心より感謝申し上げます。
 今回の島根大会のテーマは「ご縁づくり」〜新たな明日への礎のために〜です。島根大会実行委員長が挨拶の中で、IT空間という会場の中で時空を超えてPTAの方々が、「絆」ではなく緩やかなつながりである「ご縁」で結ばれ、新たなつながりとなって親の力、PTAの力の向上となって高校生の成長に寄与したいという思いを語られていました。コロナ禍にあって開催することの意義と今後のPTAのあり方についての思いが伝わるお言葉でした。
 今後も保護者・学校とのご縁を大切にしながら、少しでも子どもたちの幸せの一助になるよう活動をしてまいりたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

 令和3年10月1日