第69回全国高等学校PTA連合会大会京都大会開催

 8月22日(木)・23日(金)に、京都市「京都市勧業館みやこめっせ」及び「ロームシアター京都」において第69回全国高等学校PTA連合会大会京都大会が大会テーマ「Kyoから! 未来を拓く ~受け継ぎ、創る新たなストーリー~」のもと開催され、全国からは約10,300名、香川県から33校69名が参加しました。
 今年度から、新たな全国大会開催ガイドラインに近づけた形で、大会日程が正味1日間となりました。

 第1日目の午後からの開会式では、奥野貴史大会実行委員長の開会挨拶に続き、牧田和樹全国高P連会長の式辞、永岡桂子文部科学副大臣、西脇隆俊京都府知事等の祝辞がありました。
 引き続き表彰式が行われ、香川県関係では全国高P連会長表彰で2団体と2名の方が表彰されました。

 その後の分科会は、開催地が選定した分野にとらわれないテーマで4分科会、全国高P連が選定したテーマで2分科会の計6分科会が開催されました。パネルディスカッション、グループワーク、ワークショップ等、各分科会いずれも工夫された内容で、充実した研修となりました。

 大会2日目には、記念講演と分科会報告、閉会式が行われました。
 記念講演は、日本電産株式会社代表取締役会長 永守重信氏による「学校教育・家庭教育に思うこと」と題した講演でした。
 永守氏は「どの大学に入るかで人生が決まってしまうというような価値観はすでに通用しなくなっているのに、未だにブランド主義、偏差値重視の進路選択から抜け出せていない。難関大学に合格するテクニックを身に付けるより、夢を語り、その実現のために行動できる人材を育てるべきだ。」「保護者は自分の子どもは何が好きで、何をやりたいのかを常に考え、子どもとともに成長していくことが大切だ。」と主張されました。
 さらに、今の大学の問題点は、「英語が話せない」、「専門教育ができていない」、「人間教育ができていない」であり、英語で話せることは自信に、専門力が即戦力に、礼儀作法が信用に繋がると、大学教育の改革を訴えられました。
 迫力ある話ぶりで参加者は終始圧倒されましたが、大企業の創業者の実績に裏付けられた話は説得力があり、大変感銘を受けました。

 今大会のアトラクションは、次のとおりでした。どのアトラクションもレベルが高く、披露してくれた高校生には心から拍手を送りました。

第1日目  ①京都府立工業高等学校 吹奏楽部  Manbou Jazz Bando
第2日目  ②京都市立塔南高等学校 吹奏楽部  塔南マーチングバンド・ザ・グリフォンズ
      ③京都府立鳥羽高等学校 披講研究部 披講

 閉会式では、奥野大会実行委員長から参加の皆様に感謝の言葉が述べられ、次期開催地の島根県へ全国高P連旗が引き継がれ、盛況の中閉会しました。

 


開会式

開会のあいさつ
 大会実行委員長 奥野貴史様



表彰式
 全国会長個人表彰
  左:名和京太郎様(香川県立三本松高校前PTA会長)
  右:國時忠能様(香川県立丸亀高校前PTA会長)



全国会長団体表彰
  左:香川県立三本松高校PTA
  右:香川県立農業経営高校PTA



分科会(第1分科会)

記念講演
 「学校教育・家庭教育に思うこと」 
   日本電産株式会社
   代表取締役会長 永守重信氏
 永守氏の座右の銘は「情熱・熱意・執念」



閉会式
 次期開催地あいさつ 島根県高P連のみなさん

アトラクション①



アトラクション②

アトラクション③



 
 記念写真
  香川県参加者(ロームシアター京都前)